2021-07-06 ■ 白く彩る 揺れ動く影の形 透明な深さ まだ知らない バス停で待つ 日を照り返す小さな埃 まだ見えない 運ばれていく 漂う 花の匂い 橙色が降り注ぐ 大切なことは何 耳鳴りが止まらない 嘘と形が混ざり合う 境目に手を伸ばして 0に近づいていく感じ 壊す 特別な普通な歌 点滅 一週間が過ぎる 自分以外の誰かが言う 階段はねじれながら続く あの時と同じ花 雨が降り始めれば じっとしている 思った時にはもうそこにある 小さな季節 同じように このままどこか遠くに行きたい 入道雲、夏の気配 時間をさかのぼる 見覚えのある風景 出会いたい 像が重なる場所で