日報

あるいは遺書

りゅう

酔う


心臓に手を当てる


子どもの輝き


昨日の嘘


まだ棒の横で


ただ座っている


ひっくり返す


見えないものが見える


膝小僧をすりむく


トンネル


魂の喪失


美しい咲き方


愛の中心に手を伸ばす


呼吸が乱れ始める


螺旋階段を降りていく


青い風


見つけられない


でもそれでいい


雲のように漂う


大切な言葉


海のように広がる


橙色に照らされる


全てが逆さまになっても


小さく弱く


誰もが同じように


秘密を守る


ずっとそこにある


人差し指


音符


空白を埋める


地面まで距離がある


太陽を食べる虫のように


飛んでいきたい


そのまま