日報

あるいは遺書

りゅう

降る街

小さな芽


何の?


右側から来る


偏った渦


飛行機に乗っていこう


ひどく疲れて


耳鳴りに耳を澄ます


透明なように


上空の方に


三回目で決める


行くよ


乗る


繋がってはまた離れるように


朝起きてコーヒーを飲む


霧雨の朝


魂の重みをしっかりと感じる


大切な赤ちゃん


もう迷うこともない


森を抜けて


どこまでも遠く


水の流れる音


風景が霞む


混ざる


壊れていく


奪われていく


細胞よりももっと小さくなって


あなたの見たものをわたしも見たい


電話をかけて


今何時?


あくびをする


言葉を使って切り分ける


降る街


交互に


まだ足りない?