日報

あるいは遺書

りゅう

色の分裂

好きな衣


今は忘れて


木々の揺れ


他の未来


暖かかった


丁寧に折りたたんだ


橙色の季節


輝くもの


おろそかにしていた


弦を弾く


上昇する感覚


悲しい気づき


うわごとのように空を見上げる


少しだけ眠い


一人で頑張る


冷たい雨


星の王子さま


耳元で囁く


約束のような何か


しっかりと掴まって


手に取って忘れて


ざらざらしているね


切り取った箇所において


まつわりの渇き


祓うため


色の分裂


振り返らないで


身体を失くす時


今日まで生きてきた証


曇り空ひんやり


時々面倒になる


雲の上を漂っているように


何か