日報

あるいは遺書

りゅう

否定の肯定

離れ離れになる


喜びも悲しみも


小さな一つの点として


それはそれとして


天気が壊れる


天気が治る


意味もなく、おとなしく


花を活ける


信じていたものが


ある日突然なくなる


自分自身がやってくる


未来から過去へ


触れたものすべて


白か黒に変わる


葬列は続く


新しい光をつくろう


それを誰かが見つけてあげたい


窓辺に寄って


世界を浴びる


美しく飛ぶ


彼方からここに届く


1と0の間で踊る


拾い集める


言葉にできなかったことも


ずっとそこにある


繰り返し現れる


迷子のまま


海を目指す


そうするしかないなんて


歯を食いしばって


誰かの態度に怯える


好きなようにすればいい


くだらないことを書けばいい


開いたり閉じたりしているだけ


どうでもいい人は優しい