日報

あるいは遺書

りゅう

晴れた日

 

 

晴れた日 海へ 車に乗って
まばたき 静かにふるえるこまく

神様の音符 金色の風 未来から過去へ
カナリアの声を真似て 青へ

ゆらりゆれ さよなら こぼれたはな
ふかいゆめ まよなか はねひらいた
うしなわれたからだ ただ あなたは
まえをむいてとぶんだ

数える 一つ一つ 大丈夫だよと言った
痛みと光をなぞって 抱かれて

慈しむ
詩を編む
白と黒の狭間
ここにいる
影を踏む
混ざり合いながら