日報

あるいは遺書

りゅう

あえて

揺れている


あえて


そうして一日が


終わっては始まる


聖なる言葉


君と僕の

わたしとあなたの


違いがわからなくなる前に


鳥が飛び立つ


電線が交わる


ただ単に進む、淡々と進む


泣いてるの?


憂鬱になる前に


波打つ、あえて


君の目が形を反射する度に


胸の奥の痛みと親しくなれる


木の葉から水滴が垂れる


そういったことも全部知らせたい


またすれ違った時に


しばらく黙ります


ドアが開きます


心臓を掴まれる


ジャンプしてるんです、わからないかもしれないけど


一つの感覚だけが拡大されて


その中に無限に入っていく


それも旅だから


また帰ってきたら教えて


写真を見せて