日報

あるいは遺書

りゅう

3/7(日)曇り

暴力的な教師に逆にキレ返して勝利するという夢を見てから金縛りっぽいのが来て、奈緒とヨシの電話の声で起きる。身体がだるく起き上がりたくないと思うが、これ以上眠ることはできず、さっき見た夢の影響で、今までの人生でぶん殴っておきたかった場面を延々と回想し思い出し怒りをする羽目になる。短気のくせに他人に対して怒りを露わにする勇気などなく、その場はヘラヘラ笑って誤魔化して、家に帰ってから枕を殴るみたいなことが多すぎる。何年も前の出来事も傷になっていて未だに痛む、一生ぶつける宛のない怒りに苦しみ続けるのか。自分のことを器の小さい男だと思う。勘弁してください。勇気を出して起き上がると11:30。空一面が白い曇り。洗濯機を回す。昨日回せなかったので3日分溜まっている。寝覚めは悪かったがいっぱい寝たおかげか意識がしゃっきりしている。詩を3篇書く。朝食はバナナとヨーグルト。ボロがいなくなり大捜索をする。レノンの姿もなかったが、ベッドの隙間に落っこちているのをすぐに発見。ベッドをどかしたりするもボロはなかなか見つからず、最終的にシーツの裏側に入り込んでいるのを発見した。何故そんなことになったかというと、俺が昨日の夜電気を消した後にシーツがずれてきているのに気付いて、暗いまま直したりしてたせいだった。レノンもボロも小さいのですぐ失くしそうになる。いなくなるとなかなか見つからなくてひやひやする。お昼は奈緒とヨシと3人でスシロー。冬が戻ってきており、コートを羽織る。スシローはファミリー達で大混雑だった。前の席の4歳くらいの男の子がワニワニパニックみたいに何回も仕切りから顔を出してきて頻繁に目が合う。ウィンクしたら笑ってた。帰り際に手を振り合った。8皿くらいでお腹いっぱいになる。町田駅で降ろしてもらい、詩を書くためのノートを買いに東急ハンズダイソーを見て回るが、ピンとくるものがなく、とりあえず家にあるノートで書くかとなる。倉敷コーヒー満席で、スタバでコーヒーをテイクアウトし店の前の広場で飲む。グッドミュージックがかかっておりShazamする。yoshinori takezawaのSpring Voiceという曲。心が軽くほどけていくようで、少し悲しくなる。ここの広場ではたびたびいい音楽に巡り合う。スーパーで梅酒を買って帰宅。一面真っ白な空といい気温といい、1月のようだと思う。家に帰ってから曲を何曲かボイスレコーダーで録音してSoundCloudにアップした。品質に関してはあまり気にせずとにかくさっと録音した。この日記も詩も同じだけど、内容がどうというよりこういったものが自分の外側に存在しているということが大切なのだと思う。なんとなく身辺整理をしているような気持ちになった。自分の中から出てきた曲が、誰かの耳に届いてその人の心に何らかの印象を残した時点で、最初に出てきたものとは少し違うものになる、でも形がある以上そう在るべきだし、そうすることで自分自身もちゃんとこの世から消えることができるような気がする。悪い意味で完璧主義なので、品質にこだわり始めるとキリがない、だからとりあえず、生きている間はできるだけ多く残すことに集中したい。多くの人に聴いてもらいたいとは最早思っていない、だけど自分の周りにいる数人の人、自分に関心を持ってくれている人には聴いてほしい、酷い録音だけど、俺がちゃんと生きていた証として。それであわよくばふとした時に口ずさんだりしてもらえたらもっと嬉しいな。凡庸な人間の凡庸な願いです。俺と繋がってくれてありがとう。歌を歌うことは楽しい。歌でキマれる。俺は歌でキマれる才能が120%ある。ただ、その歌を人に聴いてもらおうと思うとめちゃくちゃめんどいししんどい。独り善がりでなくちゃんと届けるためには、気を遣わなきゃいけないことが山ほどあるし、ちゃんとしなきゃと思えば思うほど自由に歌えなくなっていく。そこの才能はなかったのかな。人に届ける才能。殻にこもって生きてきたから殻から出るとめちゃめちゃ疲れるんだよな。仲良いライブハウスとかないし、ミュージシャンの友達もいないし、何の誘いもない、自分から行動するほどの元気もない、バンドもあんな感じだし、第一ライブやるとしても俺の曲なんて誰が聴くんだという感じだし(手当り次第DMしてライブに来てくださいみたいなのはもう嫌だ)、これから先俺が音楽を披露する場なんてもうどこにもないのかなと思うと少し涙が出そうになる。夕飯はジュノベーゼを作る。バジルソースを振るのを忘れ上澄みの油だけが出る。味があまりせずジュノベーゼというよりペペロンチーノに近くなる。海老とベーコンはぷりぷり。風呂ではっとりのことを考える。やはり冷静に考えて音信不通というのはおかしい、はっとりは何も言わずいきなり姿を消したりするような人間だっただろうか?バンドをやるのが嫌になったのなら普通にそう言うんじゃないのか?前回会ったときに体調が悪そうだったのが気にかかる。ツイッターももう1週間以上稼働していない、万が一のことを考えて警察に相談した方がいいだろうか。でも、家も電話番号も知らない、共通の知り合いもいない、ラインとツイッターの垢くらいしか手がかりがなくて相手にしてもらえるだろうか?というか、いくら若いと言ったって一人暮らしが孤独死するのは万が一でもなんでもなく、普通にあることなんじゃないか。ぐるぐる。「安否確認 警察」でググったりする。

 

 

 
 
ネットで拾ったお嬢様励まし集

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