日報

あるいは遺書

りゅう

水色の

ゆれる


信じていても


日直だから


さんさんと光の欠片


池に飛び込む


決まっている


こんにちは


何を伝えたいんだろう


もう一度あの場所に


白と黒の葬列


家賃を払い続ける


間違っていた


それすらも歌


透明な残像を呼吸して


肺の奥深く、響きに満たされる


ここにいるのにいない


ここじゃない


朝がまた


探している


洗濯物がゆれる


小さな子どものように


消えてしまいたい


美しくなりたい


数を数える


本を借りる


もう一人の自分


選ばれなかった方の


トンネル、海


遊ぼう


風がごうっと鳴る


いなくならないで


沈黙の形を弾く


それでも今は行くしかない


水色の空の下


影と入れ替わって