日報

あるいは遺書

りゅう

ざわざわ


どうしたの?


狭いまま


陽だまりの欠片


花の言葉


お湯を飲みなさい


小さな扉を開く


丁寧に、慎重に


歩く


祈りを込めて


光のままで


変わっていく景色


溶け出して混ざり合う色


水の中の線路


放課後


一人でジャングルジムに上るあなたを


遠くから見ています


風の形がよくわかる


悲しみも喜びも食べる


おかえりと言いたかった


その先にあるものに手を伸ばそうとして


すれ違ったまま


確認する


無重力


このまま進もう


大丈夫、服着てるし


木の枝で地面に描いた絵


次に雨が降るまでは消えない


意味ないままでもそれでいい


会いたい


トンネルを抜けると、坂があって海がある


季節が未知る前に季節へと歩き出す


消えてしまいたい


それか、泣きたい


教科書から全部の文字を剥ぎ取る


やってはいけないことをあえてやる


地球が廻る、それを感じる


少しくらいは信じてみたいと思う