日報

あるいは遺書

りゅう

2/14(日)晴れ

海老名SAにイカを食べに行こうということで奈緒とヨシ(奈緒の父)とで車に乗り込む。今日はそんなに寒くないというので薄着。果たして外はぽかぽかとした春の陽気に満たされ、天国にいるような気分になる。柔らかくぬるい、いい風が吹いている。いい風を胸いっぱいに吸い込む。

高速道路から都市を眺めると、空のあんなに高いところを移動していく凧。少しだけ窓を開け、信号待ち、そばの葉むらがさらさらさら……と音を立てているのを聴く。

冬と春の間を揺れ動きながらだんだん暖かくなっていくこの期間、好き。

 

ちなみに小春日和というのは、晩秋から初冬にかけての暖かく穏やかな晴天という意味らしい。ずっと春のことだと思っていました……。

 

最近神聖かまってちゃんのディレイを毎日聴いている。脳溶ける。

歌詞の意味が全然わからないけど、メロディーが良すぎて、歌詞もいい歌詞のように聴こえる。

 

なすの俺の詩の朗読が更新されているのが嬉しすぎる。どれほどの需要があるのかは知らないが、少なくとも俺は、こんなに贅沢な思いをしてもいいのかという気がする。しんと静まり返った気持ち。字面だけ見るよりずっと深く入ってくる。詩を書きながらたまに、自分の書いた言葉に不意に心を揺さぶられる時があるが、それとはまた違った揺れ方をする。子守唄に近い。目を閉じて聴いていると、身体がなくなっていくような感じがする。

自分の中から出てきたものが、形を変えてまた自分の前に現れるというのは、本当に嬉しい。

 

奈緒がアップルパイを焼いてくれた。美味しすぎて温泉に入ってる時みたいに幸せになりニコニコする。

「仕事中にちょっとずつ食べる用のムーミンのチョコレート」と「2人で食べる用のカワウソのチョコレート」も買ってくれて、豊かになる。どれだけ食べ物をくれるんだと思う。これは、ホワイトデーのお返しが大変だ、どうすればいいんだ……

 

サピエンス全史をしばらく読む。最近はやりたいことが多すぎて全然本を開く時間がない。

 

変な時間に昼寝をして、少し発熱する。

 

夕飯は春巻き。ここのところ料理は奈緒に任せきりだったが、久しぶりにやってみると、複数のタスクを身体的な動作を伴いながら同時並行的にこなしていくというのが、脳が目覚める感じがあって楽しい。

 

ハルさんの姿を最近見ないなと思ってTLを覗きに行くと、2/1から更新がない。ツイ廃ってくらいしょっちゅうツイッターにいたのに、何かあったのかと心配してしまう。そのようにして人生から脱落していった人を今まで何人も見てきた。俺の詩を読んでくれている人なんてハルさん含めて3人くらいしかいないのだから、死なれては困る……。