日報

あるいは遺書

りゅう

1/31(日)晴れ

もっと、もっとって、もういい。これは日記?会えなかった人に会いたかった。水の流れるように、日向を追いかけるように。また始まっては終わる、勝手に。もう呼ばないで。時計回り。何も言いたくはない。じっとしていたいと思った。でもお腹はすくしな。また言葉に詰まって、変な笑い方をする。ごめん。一緒に帰ろう、できれば。カーテン越しに、輝くように。何かの感情の中に、入っていくことにも体力がいる。色のある部分は移り変わる。最後までちゃんとしたかった。後悔ばかりが募る。

 

嫌なこと、嫌なことばかり、嘘をついて、屋上で星を見た。得意になりたい。
隠れてしまいたい。気がつけばまた、欠損している部分ばかり撫でている。さっき淹れたばかりのコーヒーが、もう冷めている。
あんな風に飛べたら、って想像しているこの自分に疲れた。魂の居場所に焼け付くほど憧れて、そういうのももう。顔もいらない。

 

心臓に手を当ててみる。そういう時間が必要だと思う。あなたも、一緒に行こう。木の葉を揺らす息。どんなに離れてもまた一つになる。そうなっている。咲いては散る、作っては壊す、その中に入っていたい。
もう思い出さなくてもいい。