2021-01-27 ■ 開けないで 名前を呼ぶ 一人だけ夏 つまらない 信じたくないものは 信じなくていい 身体の部位 冷えていく 首まで浸かって 困難だと感じる まとわりつく そわそわとする 増えていく 気持ちよくなっていく じっとしている 虫みたいに 手首を切ったりしている 0に近づく 鼓動が 白も黒もなく ぶっ壊れた人生を 元に戻す必要はない 変な夢を見て 夜中に何度も目を覚ます 時計の針の音と汗 大抵遠ざかる 呼吸の通りに 狭い場所で飛行機を飛ばす 何もかも懐かしく 埃が積もっていく 輪の外で いつまでも憧れている 赤ちゃんのまま 触れたい