日報

あるいは遺書

りゅう

最果て、陽射し


天国のうわ言


小さな小さな欠片のような


浜辺で


1歳だったっけ


全部飲み込む


足りないのは歌か


それを理解する皺がある


右とか左を


いつも怯えているのはなんで?


まだ遠いのかな


約束を果たしたいと思う


期待されていたなら


宇宙の配置が変わって


また次の朝に漂流する


あの時に咲く花


散歩しよう、冬が来るから


簡単じゃない


どうしても許せない


細胞に刻まれた


記憶を見せたい、誰かに


帰り道を帰るだけ


できるだけ居場所であるために


森の中に逃げ込む


命を食べるための場所


階段を降りるように鍵盤を押していく


絶望と希望、その温度を憶える


くるくる入れ替わって


潮騒の中に入りたい


また夏が来たら思い出して


暴力的に刻む


明日がまたあればいいね


惑星の巡り方で


悼む


冷たいまま光る


どこにいるの?


自転車に乗って


またあの坂を下ってみたい、死ぬまで