日報

あるいは遺書

りゅう

状態

大切なもの


意識が遠い


渦の中で


少し休みたい


虹の中で


鼻や口や耳から入る


冷たいのが


広い場所が怖い


考える前に出る


身体の痛みを抱く


成長なんてしなくていい


蔦が絡まるように


状態が変化していく


いつも混乱している


もうすぐ


鳥居の中に入る


ここから先は


乱雑に、無造作に、なっていく


武器を持たなければ


屋上へと急ぐ


キーワードだった気がする


でもどんな答えが知りたかったんだろう


何でもいいから開ける


また違う自分が来る


扉を開く時扉に開かれている


冬の晴れた日


飛行機を飛ばして遊んだ


麻痺していく


声を聴く


ほどけていくのをただ見てる


橙色の終わり


生きていればまた会える


生き延びるためだけに生きる


気づけばまたしきりに人の顔色を伺う


熱を伴って


逃げていく


白い泡


嬉しいこと


してあげないと、できるだけ


水をあげるみたいに


部屋の中で