日報

あるいは遺書

りゅう

もっと上手に喋りたい

絡みつく


蔦、花


いつかあんな風になるなら


今すぐなりたい


太陽が言う


不完全な対比


一番意味のないものにこそ最も意味がある


壁の染みのようになる


君を囲う


物語はいつか終わる



だらしない身体


地震と大津波


空を仰ぐ


あそこからあそこまで一気に駆け抜ける


今そう決めた


大事にしているものほど


壊れていく


壊れるところが見たいと思っている


でも信じないでね


一旦コンビニに行ってきます


また帰ってきます


脳が震える


夕日が眩しい


角を全部左にしか曲がれない病気にかかる


昔見た映画の場面を再現する


もう少しで届くのに


それも錯覚


同じ場所ばかりぐるぐる


じゃあ記憶を失くせばいい


逃げるなと言われた


どこにも行けず呆然と立ち尽くす


神さまはいない


その温度を知らない


死ぬことは悪じゃない


女の子になりたい


宇宙広すぎ問題


別に何も問題ではない