日報

あるいは遺書

りゅう

怒る夢

ただの発熱


言葉がぐるぐる回る


誰にもなりたくなかった


水が


白い夢を映している


取り返しのつかないことが起こっている


絵本の中で


助けに行くよ


心が潰れた


信じる前に奪われたから


どこにもいかないでね


冷たく羽ばたく合間に


その触れた必ずがじっとして


息をひそめ


数字を足していく


奇をてらっていく


陽気な顔したライオンの乗り物に乗る


こっちにおいでと言う


君はつまらなそうに


太陽が


落ちてくる時に


窓がガタガタ鳴って


予感していたみたい


自転車に乗って海に行きたかった


全部の鼓動を横たえて


知らない間にまた始まっていた


そんなものが見たかったのか


気持ちを落ち着けて


何故か少し惨めな気持ちになっている


手に取るだけで


秘密を共有する


そんな寂しい景色しかない


光の粒がきらきらと


今ここにないものばかりを求める


時間


最果てに帰る


混ざり合うところ


鍵を開けなくちゃ、早く


怒る夢


部屋をめちゃくちゃにしている


誰も逃れられない


似たような部分を探している、いつも


夜の公園で話した


一つずつ悲しかった


今日はもう終わりでもいい