日報

あるいは遺書

りゅう

動作

8月の


冷たい雨の輪


気持ちだけがこのように


一つ二つほつれる


誰かが君を救ってくれる


星が落ちてくる


こんな風に耳たぶが


ざらしになったライオンの乗り物


何かどうでもいい存在になりたい


このまま朽ち果てて


信じられないとでもいうように


季節と季節の狭間に立って微笑んでいる


柔らかさが必要だと思う


これからの話を


自分の子供が生まれてこなければよかったとか言ってたらそれは嫌だろうな


虹が全部始まりで小さな原子の壊れるだった


犯罪者です


ガガガガッガガガアガガガ


計算機です


あっちの穴から出たりこっちから出たり忙しい


夏の森の冷たい朝からタオルを首にかけたおじいちゃんが


始まって終わって始まって終わって


感覚という感覚を遮断して見せろ


何かの波に乗っていきたい、なんでもいいから


感情はいつも遅れてやってくる


間違いじゃないのに


しっとりとした罪悪感


鋏で切ろうかな


縦の糸や横の糸だけじゃなく倦怠的に絡まる


光に触ったつもりになって


気づけば落下しているのだから


その世界の動作の中で


動作に抱かれて


カンカンカン遮断機が下りる


色々なことを楽しみにしていた時もあった


こびへつらうような笑みだ


悪魔の子供


夢で見た


石になる