日報

あるいは遺書

りゅう

おいしいカレーをつくりたい

何が言いたいのかわからないまま終わる


風の方向に耳を澄ます


進むべき道はしょっちゅう変わる


そんなものだ


誰でもいいから誰かに会いたい


皮肉ばかり口にしてにやにやと笑うな、過去の自分


いい曲が書きたい


山小屋で暮らしたい


雲が流れていくように


私は何も信じない


墓は冷たい


使ったことない言葉を使いたい


ギンギン、とか、ビンビン、とか、


加速するヘドロ


何のために生きているんだ


一瞬ハイになって終わりか


今日も壁を見上げる


今日も壁は立派だ


東西を隔てる壁


ここが可能性の果て


秋はすぐ終わるし


学校なんて行かなくていいよ


突然いなくなりたい


うわ言を言い続けて人生が終わる


Twitterをやめたい


Twitterをやめたら友達は皆俺を忘れるだろう


おいしいカレーをつくりたい


それだけが一番大切な瞬間もある


子供の頃路地裏に咲いていた花を悪意で踏み潰したことがある


もうどこにも帰れない


SM風俗に行くしかない


あの頃煙草ばかり吸っていた


夜の話


簡単な計算すらできない


時間にも間に合わない


でもそんなことはどうでもいいじゃないか


銀河鉄道の夜


記憶の欠片を放り投げて


重力から自由になれたら


脳みそのカーテンはもうおしまい


絵本の中で永遠に楽しく


そんなわけないだろ


言葉に惑わされないで


まだ他の意味がある