日報

あるいは遺書

りゅう

冬の朝、熱いシャワー


学校に行くべきではない


何もかも終わった後の家で


ロックを聴いて育った


精子と煙草の匂い


わからない


自分が今何をしようとしているのか


日記を書く


ブラックホールに吸い込まれる


暴力


日々の揺らぎ


感情を感情と認識するまでに時間がかかる


ただ黙って息をする


白い


どうでもいい


やってくるものを全部受け入れている


だらしなく


ランドセルってどうしてあんな形なの?


星が死んでいく


悲しみの歌


凍ったプール


怪我をした雀


背骨が曲がっていく


髭が伸び散らかしている、マスクの下で


謝りたい記憶


女の子になりたい


夕日を眺めている


誰もいないグラウンド


塗装の剥げた動物の置物


おにゃのこのイデア


本当は全部無かったのに


目や耳が点と線を結ぶ


祈りは踊り


遮断機が降りていく


こんな時くらい飛べたらいいのに


眠り続ける


0に戻す


カレーでも食べに行こうかな


渋滞し続ける街の光


ふっと心が軽くなるような瞬間に向かって


混ざる


今は誰にも会いたくない


窓辺に座って


沈黙を編む