日報

あるいは遺書

りゅう

日溜り

神さまを集める


小さな光


好きな耳鳴り


今日も野菜スープを飲んで


カーテンが影を揺らす


ここにいることは正しい


いつか宇宙船がやってきて


すべてを終わりにする


愛に覚悟が必要だなんて


だけど取り急ぎ生活に強度が必要


夜よ、ギターを鳴らせ


橙色から深い青へと


変化してしまう


昆虫の足音に合わせて


心臓の鼓動を打つのです


猿も木から落ちるように


神もよそ見をするのだろうか?


白と黒の鍵盤に望みを託す


風景から意味が剥がれ落ちていく


読経を続ける


心の温度の価値を失くしても


日々の裂け目にそっと


0に近づくのは怖いね


できれば浄化したい


いなくなりたいと願う


また金色の風が吹いたら


自転車に乗って


遷ろう、冷たい


欠片を拾い集めながら息をし続ける自分に意識を向ける


あっち側からやってくるもの


一人で運動会やらなくていいよ


でもだからといってただ横たわっているわけにもいかないんだ


目を閉じて君と日溜りへと


激しく腰を打ち付ける謎の行為、何それ?


モノクロが浸食する、そんな季節


どんなこと話したっけあの時


クジャクの羽みたいな馬鹿馬鹿しくて真剣なのが好きです