日報

あるいは遺書

りゅう

野菜スープ

脳みそが固まる


朝から霧雨


ハムエッグ


今日も起きた


やっと自由になれたのに


可愛い影


パソコンがミーンと言う


ただ目の前のことをやればいいのに


機械的


そばにいてもいないよ


静かにまた目を閉じる


コスモス畑で両手を広げる


理由はないけど抱きしめたい


犯罪かな


鋭利な部分が錆びないように


ジグソーパズルみたいだ


木立のざわめきに身を任せる


適当に書いて出てきた言葉だけを信じる


何かしなくちゃいけないのはなんで?


象だって泣くのにおかしい


でもやっぱりいいのか


宇宙だって広がっているんだし


死にたい


野菜スープを食べよう


トンネルを抜けたら海


全然説得力のない「大丈夫」に救われたりもした


義務を課せられていないと正気でいられないのはなんで?


お揃いの悪魔


お金を食べよう


細胞と細胞のやり取り


勝手にしてください


愛を、愛を、愛を


もうこれは圧倒的に本物だという瞬間


次の頁に行こうよ


自分自身と共存する


嘘みたいな星空


おいで


弱い者がさらに弱い者を守る


喪失は虚無じゃない


役割の交代


迷路


迷子


夕方5時、よその子


みなしごのゆりかごは揺れる


最低な過去を浄化する音


都合のいいユートピアを私たちはつくる


窓に反射する砕けた光


もう何もかも手遅れだから


どこか田舎の方に旅行に行きたいね