日報

あるいは遺書

りゅう

脳の星座に光を

ねえ、夜を


残像みたいなやつしか見えない


それでも言葉を探し続けていたいのです


屋上から落ちる


点滅


脳の星座に光を


公園に行こう


人々は移動し続ける


優しく毛布でくるんであげて


湿った階段


季節外れの花


怪我をしたすずめ


どこまでも、後ろに下がり続ける


何も見えないけどそれでいい


か弱いクリスタル


海の道標


田舎に引っ越したい


何が言いたい?


あの時、優しくしたかった


少しは外に出た方がいい


目の奥がじんじんする


どこかの家のカレーの匂いみたいな幻


伸びすぎた爪が割れる


風にはたはたとたなびく


変な音が鳴るペダル


自分には価値がないという感覚、何故だか


呆れてよ


もっと思いやりを持ちたい


一瞬ハイになってる時以外全部楽しくない


できれば愛を鳴らしたいと思う、できれば


点と線を繋げることができる


似たような形質を出逢わせることができる


もちろんそれを引き裂くことも


グロテスクな心臓の鼓動を可愛いと思える時もある


多面的な感性


ぐるぐる回る飛行機


もう思い出せなくなってしまったとしても


変わってしまったまま戻らない


濡れた飛行機