日報

あるいは遺書

りゅう

途中

好きな配列の音を探して


あんなに楽しく遊んで


金色の日溜り


作り物の記憶


曖昧な字を書こう


何がどうなってもいいから


組み替えて


組み込んで


雲のように溶けてなくなる


影は時計回り


まばたきを繰り返す


ここに立っている


窓が白い季節


不自然でしょうか


どんなに生きても


表面をなぞっていく


お揃いの悪魔


不安の洪水


自分らしく在るとはどのような状態か


カウントダウンは勝手に始まる


頼んでもないのにやってくる


君とゆっくり歩きたい、何も言わず


鍵盤を押していく綱渡り


過去と未来が交わるところ


目を閉じて


何も無くなって


確かにそこにいたのに


大切にしたかった


粉々に砕かれた硝子を握りしめる


光の屈折


日が暮れたら帰ろう


混ざる


濁る


手招きする


美しさを見失う


頑張ってる人は偉い、それはそうだ


これまでのこととか全部忘れて歌う


何もなかったかのように


ゆっくりと落ちていく途中


いつも包まれていたことを知る