日報

あるいは遺書

りゅう

皮膚の記憶

何かが入ってきて


支配する


満ちる


面影を追っている


知らない間に


また終わってまた始まるの?


影は時計回り


壊れた都市


一番大切なものはなに?


言葉や声が届くところまで行こう


抱きしめる


意思表示


森のざわめき


後ろ姿


ばいばい、と告げられる


因果関係はなかった


風景から意味が奪われる感覚


ここにいてもいいの?


かくれんぼをしよう


呼吸に意識を向ける


まだ夜はやってこない


神さまはいますか?


皮膚の記憶をなぞらえる


あなたがあなたであることが大切


この扉を開けると、どこかで別の扉が閉じる


暴力が行使される


余った部分は切り落とされる


生きていくために、豊かであるために


命を満たすために


あなたは、ただ目に見えるものを描き続けていて


そよぐ風の中で


正しいことなんて何一つない


廻る、回る


すんでのところで思い留まる


未だ繋ぎ止める何か


でも間違ってはいないと思う


子宮の海で溺れていたい


橙色の日々


両手を拡げる


あっちに行ってもどうか元気で