日報

あるいは遺書

りゅう

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お湯


不思議な体


生きるためにはワクチンが必要


石のように固まる


魂の羽根


匂いでわかる


きらきらと輝く


形態が変化して


神聖な煙


中央に配置する


波打つ人魚


右と左が均一ではない


何故なら始まりがあって終わりがあるから


触れて震える


空に落ちていく


あなたはわたしに影響を与える


坂を転がり落ちていくように


心臓に手を当てて


分かりそうになる


やってくるものを信じる


無限の輪


太陽が分裂する


嵐の夜に


眠りの底で


映る、移す、うつむく


植物の成長


それは暗示された


恐れないで


それは常に境界にある


忘れないで


海辺の


どこか遠くで


声にならない愛があって


冷たい


どこまでも続く二重螺旋


あなたは宇宙の一部だと教える


車に乗って


白と黒、また黒と白


可能性を奏でる


皮膚の中の沈黙


間違いじゃない


再び帰るまでの間


淡々と、粛々と


お願いします


嘘の中の真実を取り出す


橙色の揺らめき


一瞬のできごと


ただ見るだけ


つなぐ


金色の風が


そっと


ずっと