日報

あるいは遺書

りゅう

日曜日の朝

もうすぐ行くね


白と黒の間から


生まれる


だんだん奏でたい


何かが近づいてくる


何周もする


好きな人の影


いつも同じ景色


戻りたくても戻れない


冷たい光


日曜日の朝、色、匂い


とても大きい


とても小さい


ここにいればいい


窓辺に座って


コーヒーかなんか飲もう


風が必要


あなたは誰?


萩野竜侑ではなく


その奥に触れる時


何かが変わる


変わってしまう


面白くなってしまう


寂しくなってしまう


世界の果て


時間は直線ではないのに


壁がある


何か書いてあるけど読めない


でもそこに触れた時に思い出す感触がある


人形のように抱っこされている


淡く、淡く


一つになる感覚、より濃密に


最初からずっとあったような音


Eureka


意識のフィルターをすり抜けてただ入ってくる


どうして見落としていたんだろう


記憶の縁で


誰もいない


神のほとり


柔らかくなって揺れる


複雑な波紋が幾重にも折り重なって


壊れていくのを楽しむ


愛しい笑顔


夢の中で


手を差し伸べる


怖がらないで


今がずっと続く


もっと包まれる