日報

あるいは遺書

りゅう

たくさん遊んだ後


空を見上げた時


粒が弾ける感じ


溶け込んでいく


飛び込んでいく


頭の中が少し柔らかくなった


もたれかかる


力を抜く


私の思う白さ


聖なる囁き


夏の雲


記憶を映す


取り戻す


たくさんの声に気付く


みんなあなたのためにあった


もうだめだと思った時に


痛みの中で


ふと振り返る


意識しないで


自然と流れ込んでくる


翻弄される


行ったり来たり


寄せては返す


耳鳴り


音楽


良い、悪い


ぐるぐる回る


地球が何周廻っても


ここにいる


空に落ちていく


乱反射


今、自分が息をしている


小さく震える


小さな子供


アスファルト、土埃


意味と無意味を組み上げる


本当の嘘の話


灯火、まばたき


今日と明日


昨日の夢


どこにも行けないまま


どこにでも行く


横たわる


怒りや悲しみ


たった一つの眼差し


愛しい沈黙


糸を紡ぐ


鼓動を緩める


人差し指


この指とまれ


あそぼう