日報

あるいは遺書

りゅう

自由連想

手を伸ばしてみる


ほら


何もなくて温かい


小さな妖精たち


呪文を囁く


簡単にできる


同期していく


透明な周波数


見覚えのある景色


後部座席


あくび


涙が滲む


きらきら


伸びたり縮んだり


特に意味はない


帰る場所はない


移動中は落ち着く


体重を預ける


柔らかく受け止められる


不完全な輪


歩いてみる?


甘い香り


まばゆいひかり


身体を持ってることを忘れそうになる


それぐらい気持ちいい、君といるのは


窓辺で


空が呼吸してる


夢なのに夢じゃなかった


飲み込まれてしまう


オルゴールの揺らぎ


指先で触れる


忘れないで


遊びにいこう


天国と地獄が混ざり合うのはどんな気分?


コーヒーを飲んだりケーキを食べる


ふと、届く


憂鬱を食べる


太陽を壊す


花を飾る


ねえ、呼ぶ


思い浮かべる


なんでも見える


最高の思い出


色を失った世界で


水の中にいるみたい


粉々になった記憶の手ざわり


迷子になりたい


星を抱きしめる


小さな震える手


トンネル、海


何度も繰り返す


何度も繰り返してもいい


大丈夫


未来と過去が合わさる


今は何も考えなくていい


横たわる


詩の体


脈打つ部屋で


どんどん散らかしていく


君に関係あるものはぜんぶ好きになる


風船になって空の中に堕ちたいね


さようなら


手を振る子ども


小さな振動が溢れだす


そこに音楽を見出す


ずっと続けばいいのに


生まれ変わりながら


愛しい沈黙


呪いを解く


祠を開く