日報

あるいは遺書

りゅう

光と影、子供と大人

まばたき、朝


太陽の影


聖なる領域


渡り鳥の群れ


心の中にあるもの


友達を大切にしたい


北海道に行きたい


風景の陰影、数える


ゆるやかに落ちていくような心地よさ


輪郭と輪郭を無理に合わせなくてもいい


生きてても死んでても同じ


さようならという言葉に含まれる温度を確かめる、何度も、何度も、繰り返し、繰り返し、季節のように交互に縫う針


やまない温かい雨


馳せる言葉


影に入って、また日向に出て


喜びと悲しみの二重螺旋を教えて


あのときの、ぬるい風、放課後になって


蝶がゆれる


儚い花の香り


進むしかないから進んでるだけ


遊ぼう、窓が、白い、透明な、触れる、コマ切れの記憶


陰影の中の説明できない色


太陽に近付いてまた遠ざかって


祠に住んでる冷たい瞳


狂おしい、愛おしい、やさしく、やさしく


カナリアの声を真似て青へ


地平線の輝き、飛行機


祈りの言葉


こうしなきゃってのが多すぎて疲れてるだけ


色鮮やかな風船、飛行船、灯火


あなたの魂が陽だまりの中にありますように


宇宙を泳ぎながら、懐かしいものだけを集めて


風と友達になって


それはそれでいいだろ、夢の中から始まる物語があったって


逃げる、大丈夫、遊園地、悪くない、子供、枯れた花


影と影の交わるところ


伝えたいことがある


うずめたい思い出がある


冷たいところ、温かいところ、朝になり、夜になった


破壊が生み出した確かな鼓動


風景を愛してる?


君になりたい、たった一日くらい


右足と左足


絵の具を混ぜてぐちゃぐちゃになる


そうして、やっと思い出す


青い青い海、痛みの海、失われた海


大丈夫だよと言った


ぼくは鳥になった


あらゆる物事には二面性がある


白い死神が立っている


檻を壊した