日報

あるいは遺書

りゅう

サーカス

自由になりたい


ずっと君と遊びたい


人を傷つけるためにつくられた道具で


家を出る前に靴ひもを結んで


同じパターンを繰り返す


扉を閉める


倒れる


水面の光を逆さから見下ろす


祭りの痕


落ちて腐った花びら


同じ揺らぎの中にいられた


だんだん色を奪われて


凍る夜のもっと奥


傷つけるのは守りたいからだった


お金を使わなくちゃ


毛布を頭から被って


遠くの方


星の明滅


二重螺旋


冷たくて温かい


精霊は語らない


自由に詩にたい


静かな嘘だけが


泡になって