日報

あるいは遺書

りゅう

赤い光

彼の背後から

うつ伏せに

わからないように

竜が目覚める

地面を揺るがす

たくさんの人の人生を変えてしまう

時計の針を進めてしまう

素粒子のスープ

納得する前に

体温が下がってきてる

そのことに気が付く

火を起こせ

俺って理屈っぽい?

もうこれ以上話したくない

この勝手に湧き出してくる力にどんな意味も必要ない

意志だけ

踊ってる

なんか踊ってるわこれ

誰にも会いたくない

ひとりにしてくれ

ロックンロールとかいうやつに人生変えられてしまった

社会ではないので責任もない

どっかいこう

それが俺の赤い光

寝る

交わる

ドキドキする

ここは街

自分以外の存在が大量にいる

いいから語感だけで選べ

お前の大切なもの

歩く

はいがいいえでいいえがはい

走る

動作をしている

夢でも嘘でも存在している

それ

虹の彼方へ

そして

神っつーのはwi-fiみたいなもんで、移動すれば繋がる時がある

少女の向こう側

白い骸

大丈夫だと囁く

大丈夫と発音した瞬間に大丈夫じゃなくなる呪いから解き放たれる

マジで一人だけ夏

笑顔

さっきまで憶えていたのに

空に昇る

言葉を翼に変えて

意味の中の本当の意味って知ってる?

この流れに身を任せたら超楽しくない?

俺って本当は何歳なんだろう?

隠れている君に会いにいく

自転車に乗って風を感じる

ここが俺の国

名前はない