日報

あるいは遺書

りゅう

さよなら台湾

さよなら台湾
別れの時にばかり詩が湧いてくる
くやしい
人間には過去と今と未来しかないから

どこをどう見ても青い
天国を経由していく
体調があまりよくない
それでもこの場所を通過していくしかない

君はどこかでまだ生きているだろうか
ふとそう思ってまたすぐに忘れる

そして、物語には続きがある
夕闇が迫ってきている、それはまさしく迫るとしか表現しようがない方法で
僕は今いちど、何が欲しくて何がいらないかはっきりさせようと思った
その他の言葉にする必要すらない細々としたことを思った

不安だって生きている証には違いないけれど

遠くに見える光の帯
あれは何という名前の街だろう