日報

あるいは遺書

りゅう

虹が向く

 

無垢のままで

 

顔がない

 

痛みがない

 

あなたという言葉を知った

 

電線に烏が止まっていた

 

インターネットの中で

 

泳ぐ

 

LとRの混合

 

小学3年生まで団地に住んでた

 

帰り道が長い

 

お揃いの悪魔を飼っている

 

魂の方向性が似ている

 

階段を昇っているのか降りているのかわからない

 

梢がざわめく

 

影が回転する

 

フラッシュバックに立ち尽くす

 

夏、冬、夏、冬

 

皮膚が傷口を修復する

 

喉が渇いた

 

物語という枠組みの中で

 

ルールがあるから遊べる

 

手のひらをくっつける

 

何かしら懐かしい感じ

 

これは包丁といって野菜などを切る道具です

 

おやすみなさい虫さん

 

過去も未来も今ここにあれば

 

わたしはそれを見ることも聞くこともできない