日報

あるいは遺書

りゅう

雨の調べ

 

賢者タイム

 

俺が俺であるために

 

やることが多すぎてイラつく

 

俺が俺であることを

 

諦めてもいいか

 

天国なんてないし

 

脳死状態で音楽に埋まる

 

君もあの人も心臓を持っている

 

それは美しい

 

グロい触手を育ててる

 

最後の手段は割といっぱいある

 

小さな虫みたいに

 

蛍みたいに生きる

 

冷たい手を握る

 

ずっとこの部屋にいる

 

とても自然に振る舞う

 

まるで毎日夕方がくるのが当然みたいに

 

魂を絵本に返す

 

まるで光が秒速30万kmで進むことが当然みたいに

 

ぐしゃって折れ曲がる

 

信じたくないの

 

脳は柔らかすぎるよね

 

つま先まで冷えてる

 

あの時住んでたアパートにもうたどり着けない

 

脳みそのひだが複雑になりすぎて

 

時間がないと繰り返し言う

 

歩道橋から車を眺める

 

明日には俺も老人になっているだろう

 

宇宙空間では何も止まることができない