日報

あるいは遺書

りゅう

大人になるにつれ、恋は実は見かけとは違い、楽しいことだけではなく、色々なめんどくさい手続きがあったり、時には取り返しのつかないくらい傷ついたり、傷つけたり、とても正気でいられないような状態になったりすることもある、ということをだんだんと知って、そういったものを敬遠するようになる。

 

でもそういう煩雑なもののもっと手前にある、一番初めにある、ただただ1秒先の未来に全てを期待するような感覚が、たまに、春の風が鼻孔をくすぐるような形で、ふっと思い起こされる時がある。

 

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