日報

あるいは遺書

りゅう

便り


冷たさ


光が射す


二時を打つ


消えそうな景色


深い夢の中でまた目を覚ます


戻れないほど遠く


屋上を目指す


魂を放る


咲いた


繋がってる街


知らない世界


知らない言葉を


知ってしまった


霧の向こう側


錆びつく遊具


影が創る


入り混じる様子


その中に入りたい


母の子宮で煙草を吸いたい


舌で追いかける


上へ上へと上がっていく


風船


足りなさを抱きしめて


笑顔を分けて


汚されていく


呼吸の速さ


暮らしていく


離れ離れ


確かめる


狭く感じる


歌のように


有耶無耶になって


ジャンプしている


繰り返し