日報

あるいは遺書

りゅう

髪型変えた


ゴミ箱から


天井の光の反射を見てる


似ている


何も面白くない


飛行機が飛ぶ


音がする


郷愁


最後の果ての海


朝顔の観察日記


網のようにゆがむ


回転する大きな筆


ジャンボタニシ


不可能が可能になる瞬間


見たくない波長


時計が反時計回り


あなたは誰でもない


心の底に降りていく


平気なふりをして


窓辺の水滴を撫ぜる


何故


歯磨きして寝なくちゃ


裸で踊る



ふと見上げると


鋭利な刃物で傷つける


選ばなくては


星の距離


誰にもなりたくない


勢いよく土埃


サンゴ礁の欠片


春がきて夏がくる


小さな風


今日の風