日報

あるいは遺書

りゅう

直射日光

不安


植物


色に鮮やかさが混ざる


冷たい風


音と光


車が通る


グラウンドの土埃


体育座りの少年


さっきまで見ていた夢を忘れたと言う


言葉が恐い


火をつける


部屋が狭くなっていく


信じられるものが少なくなる


テレビ


変化しないものはない


途方もない


街にいるのに砂漠にいるような気分になる


水が飲みたい


静かになりたい


静かになってしまう


連想ゲーム


ロボトミー手術


枯れた植物


懐かしい写真


白い病院


シーツの皺


数えるものがこれ以上ない


広すぎる


崩れそうな階段


コンクリートの隙間から芽が出る


生きたい


直射日光


きらきらと反射する


思わず目を細める