日報

あるいは遺書

りゅう

夏の夜

最果て


勇気づけられて


感応していたい


心の中の小さな街


火を揺らす


窓を開ける


埃が舞う


すべからくすべてそうして


湖、涙の


おいしいものをいっぱい食べる


全体の一部


狂うまで


寂しい色、鈍く


コンクリートの輝き


同化する


あの丘から見下ろせば


賢者の石つくれるかも


煮えたぎる怒り


鋏で切り分けて


何が言いたかったのかずっと考えている


恐竜の時代から


俯いて咲く花


時間だけが教える


10本の指で空白を埋める


宇宙のリボン


大切なものがある人は


蚊に刺されてかゆい


夕暮れの教室で


お化けと友だちになる


まるで堕ちていくように飛ぶ


回転する身体


ていうか眩暈


どうでもよかったのかもしれない


お母さんが包丁持って立ってる


それを何回も思い出す