日報

あるいは遺書

りゅう

日曜日の午後

夕暮れは幼いまま


食べたものを吐く


思い通りにはいかない


咲いたらまた終わり


近所の猫が


屋根を行き過ぎる


煙草の火は燃えている


どうでもいいのに


殺す


線が入っている


こんな風に生き延びる


橙色の痕跡


歌を思いつく


影を追いかける


そんなのが楽しくて


伝えたくなる


パレットの中の日溜まり


日曜日の午後


信じる前にそこにある


輝きや痛み


遠く離れて


青の上を揺れる


もう届かない


俺は悪くない


鳥のように、魚のように


呼吸をしてみる


言葉が踊る


時間を止めたい


鳥籠の中の空


また朝を連れてくる


悲しみを覚える


車に乗って海まで


忘れたくない