日報

あるいは遺書

りゅう

日々に流されて


光に抱かれて


記憶を失くしてくるまる


くらげみたいに


1、2、3、4


透明な膜に包まれた


探しにいこう


手と手を重ねて


木立のざわめき


古代文明


引き寄せ合う力の弱まり


子供が笑う


すべての過去や未来をここに集める


さらさら、続く


ありがとうって言いたい


まぶたの裏で目を覚ます


何かが訪れる


満ちる、欠ける


音を連れ去る


大きな、大きな


舟を浮かべる


君の失われた海に


おいで


太陽を目指して


正しくて間違っている


わくわくする


シャンプーの匂い


灼けたアスファルトに舞う土埃


運命を暗示する


あの記憶を照らして


許しの魔法


目に見えないものを信じている


でも、目に見えるものも信じている


温かな彼方から伝わる波動


ゆっくりと空に飲み込まれる


もう少しここでこうしていよう


虹を集めては解き放つ


冷たい水が食道を伝っていく感覚


呼吸をしていることに気づく


光り、翳り


これは孤独ではない


比類なき静けさ


何度でも生まれ変わる


もっと小さな約束


まだ言葉を交わしたことのない友だち


君が幸福であるように


発見、驚き、喜び


世界に向けて流れ出す