日報

あるいは遺書

りゅう

今日

勧告

 

充分に戦った

 

無音の部屋の寒さ

 

心的外傷の温かさ

 

こんなことに何の意味もない

 

詩を書くことに意味はない

 

何も目指してないし誰にもなりたくない

 

ただ変わっていくものと変わらないものを見たいだけ

 

お前の影は伸びる

 

白い扉、黒い扉

 

全てのものに意味がなくなれば

 

全てのものに意味が生まれるのかもしれない

 

でもそこに私はいない

 

流れていくさらさらさら

 

新しい機材

 

新しい玩具

 

新しい生活

 

新しい世界

 

暦は巡る、無限に巡る

 

人体の脳が考え出した永遠の中を浮遊して

 

飛翔する

 

この文章はあなたの勇気

 

それを見ている、私は見ている

 

あなたがあなたでよかったと

 

あなたの罪はあなたのものだと

 

そう言える日まで

 

共に生きている

 

別々の次元を

 

同じこの世界を

 

描く

 

そのことに意味はない

 

意味があると描けない

 

そう

 

だから朝がくる

 

果実をたべる

 

湯気を吐き出す