日報

あるいは遺書

りゅう

いかり

俺は露出狂だから。知ってください。無理なお願いしたくなる。クソボーダーだから。まあどうでもいいです。社会的な用語は。感情の失禁にはまりそう。癖になる気持ちよさ。愛について教えてくれ。この矛先を誰に向ければいいのか。無差別に向けてもいいのか。だめだと言われればしたくなる。どうして空になれないんだろう。花は性器。出しても出しても湧いてくる強烈な性欲を使いこなす強さがない俺には。使い方がわからない。俺の脳みその回路をセットしたのは誰だろう。そいつに言う言葉をずっと考えてる。生まれてからずっと。疲れれば疲れるほど正気に戻らなくて済むから頑張って色々やる。ひとりごとは誰も傷つけない。誰も傷つけないような言葉では何も救えない。俺はいつも、自分だけは助かりたい。この世界には自分しかいないのだから。俺はいつも、自分だけは痛いのは嫌だ。痛いのは嫌なんだ。怒って全部壊したい。怒るって打って出てくる絵文字全部怖い。
⚡️🌋👹💢😠💣😡💥😾
自分じゃない存在になりたい。自分は自分ですらないくせに。もう何がなんだかわからない。うざい。なんとか生きてる。食欲とかあるし。脳みそ狂っても生きれる。狂ったり戻したり繰り返してたらいつかもう戻らなくなったりするのかな。まあ生きれるけど。俺は大袈裟なだけかもね。眠りたい。泥のように。もうそれしか望みがない。眠りは最高。だから、起きた時が一番つらいから。ちゃんと眠れるように色々やろうな。

神聖かまってちゃんの放課後の図書室を聴くと、まぶたの裏に、そよ風にたなびくクリーム色のカーテンが見える。俺はそういうのがこの世で一番大事。それは愛かな。生きてるって感じではないけど温かい何か。特定の誰かを充分に愛することができなくてすみませんでした。絶望は所詮希望の裏返しで、憎しみだって、所詮。もうどうでもいいじゃないですか。思い出しか大切なものがないと思う時がある。そういうのは、本当につまらない人間なのかもしれないが、思い出があってよかった。過去だって未来の裏返しだよ。今ここにないものを大切にし過ぎて今そばにいる人を傷つけているらしい。わからない。何が大切なのか。今そばにいる人と一緒に今ここにないものを思い浮かべたい。でも他人の脳みそは覗けないし。俺の言葉は人に向けるための言葉になりきれない。難しい。無理ゲー。諦めた。
緊張。弛緩。緊張。弛緩。
いつこの均衡が崩れるのかとビクビクしている。何度もなのにいつまでも慣れない。緊張や弛緩には抗えない。自分自身の言葉に抗えない。黙るしかなくなるときつらい。その時々で人格が変わりすぎてついていけない。自分で自分についていけないので、不全感が、常にあって、抗えない。クリティカル・ヒット!!!な瞬間がほしい。別に何者かになれなくてもいいんだ。ただ「自分が生きている」という事実にぴったりと符合する出来事があればなぁ。なかなかないんだよな。怒りが止まらないな。
止まらない怒り、どうしよう、ほんとうに。とりあえず世の中に対して拗ねているしかない。好きなものがないんだから、ほとんど。どうしてあらゆる音がこんなにも冷たく響くのか。頭がおかしくなったのか。でも笑うことはできるし、その気になれば、ちゃんとしていられるけど、でも別にちゃんとしていなくてもいいような気がしてきてるんだけど。ゆるゆるでも生きていけるじゃん。

よる

人類はいつも電源を探す
壊れそうな空が何かを含みながらしとしとと
だから天国に行こうよ
ムカつくから
歌は不純物として内臓の内側から痛みと共に蘇る
うるさいから
ぼくはあの時忘れた何かを見殺しにしたのかもしれない
それなのにぼくはドーナツを食べたりして
落ちていく鳥の気持ちになれ、君も
カレーライスをつくる
ぼくはそれなのにカレーライスをつくったりして
全否定
全肯定、黒や白がちかちかと、だんだんリラックスしなくなる
花壇に植わっている花に
あえて絶望しているだけじゃん
つまんね
みんな死ね
そんな速さで流れていくのはもうやめて
何だって刃物のように鋭利にすることができる
ぼくだって刃物のように鋭利になるときがある
気付けばもう遅いから気付けばもう終わりだと言う
許さなければいい、許さなければいい
移動しながら埋まっていく、壁や床に
服を着るのをやめて
顔を着るのをやめて
脳みそぶっ壊れそうで堪え性がない
速さを落とせ速さを落とせ速さを落とせ
汚れを落とせ汚れを落とせ汚れを落とせ
弱くなろう弱くなろう弱くなろう
呼ぶ呼ぶ呼ぶ
動物動物動物
意味を消して、ねえもう、消して
テレビを消して
呼ぶ呼ぶ呼ぶ
動物動物動物
夜夜夜
音楽音楽音楽

いちばん恥ずかしい部分を晒せ
みんなに嫌われてしまえ
いちばん壊したくない玩具を壊して

 

ゆれる

もう寒いし
だめだ
これ動かないよ

ぼくは暴力の塊だ
ぼくは暴力のたましいだ
あそんでいるだけ
星と星の間を

ほどけ
つなげ
うるさい
きえろ

連なる点
連なる空白

植物になろうかな
もういいじゃん
泣かないでよ
泣かないで
入っていい?
入っていい?
入っていい?
ノックする
入っていい?
入っていい?
入っていい?
ノックする
いつまでも待ってる
バカのような顔で
不自然な態度で
不自然なビートで

殺さなくてもよかったじゃん
耐えられない
話をしようよ
自我が裂けるからそうしないと(L)
自我が裂けるからそうしないと(R)
うざいから耳機内モードで過ごす
光満ちて屋上で踊る
星が近い
鼓動が化け物になって細胞が再生する
意味ないうそ
きらきら
たいせつ
おんなのこ
ぐちゃぐちゃ
うつ
つまんないからもう帰るね
歌にならないからもう行くね

息、と息、の間
呼吸、を置くと、呼吸また
何見てるの?
何待ってるの?

いつまでもつづくよ
ぬくもりとぬくもりの
つらい
もうだいなしで
はながさいていた
お母さんが帰ってお父さんが行った
ぬるぬるとしたえげつない
血液を思い出す
血液に向かっていく
体温を思い出す
体温を使っていく
ぼくはここに咲いた
きみとここに咲いた
時計の中
海の底のもっと下
大気圏外
頭が痛い
誰も助けてくれない
一人で行かなくちゃ
灰色と黒の人間臭い混合
人間をやめるまで

宇宙に帰る
息ができなくなるまで
冷たくなるまで
温かくなくなるまで
忘れるまで
何も見なくなるまで
暗闇を怖くなくなるまで
気持ちよさを怖くなくなるまで
会えなくなるまで
繋げなくなるまで
回らなくなるまで
ほどけなくなるまで

働く
ビート
だんだん色褪せて
子供だったっけ?
写真のようになって
会いに行きたいな
トンネルを抜けて
裸足になって
身体が強張る
身体が固まる
心臓が驚く
内臓が勘違いする
だめだ、早く、逃げなきゃ、早く、
希望とか、絶望とか、そういうそのものから、
追いかけてくる、何故か、追いかけてくるのはだれ?
おかあさんのおさないころをころして
おかあさんのおさないかおをくろくして

働く働く働く働く
お金お金お金とかもらえなくても
何ももらえなくても
何もしてもらえなくても
何かをしてあげなきゃ、だろ
君に何かをしてあげたかった
君の味方でいたかった
君の思い出の中に入って
言葉は無力だということを思い知らせてやる
君の細胞の中の脳みそに入って
しあわせにする
しあわせをかんじる
身体がどんどん減ってく
どんどん少なくなって
どんどん消えていくよ
あのさ
生きてるかな
身体が狭くなってしまって
生きれるかな
身体が小さくなっていくの
大丈夫って言ったら大丈夫じゃなくなるから言うな
壁に蜜柑を投げつけて壊した
俺は地震になるよ
全然眠れないんだ
死んじゃった人はどこへ行ったのかな
泣いたりしたら余計苦しくなるから嫌だ
やる気がない
空が飛べないのと同じように
魔法が使えないのと同じようにほらまたそれだ
でも人は人を殺せる
ばか
しね
美しい傷を舐めあってるだけのクソ
俺はもう二度と空が飛べないんだ
俺はもう二度と魔法が使えないんだ
俺はもう二度と

未完成
半殺し
壊れかけ
朝と夜
うつうつ
うつらうつら
つらつらと
いらいら
つらい
いたい
きたない
もうそんな顔しないでください
お願いします
もうやめてください
頼みます
楽しみです
嬉しいです
こんにちは
もういいでしょこんな感じで
もう寝るよ?
すぐ朝だよ
すぐ終わりだよ
もう終わりだよ

羽ばたいた
空の恐怖から
終わらない行列まで
夏休みまで

冷たく落ちた
おーちたおちた
子供の目で子供の脳で
どっちでもいいや
昆虫の目で昆虫の脳で
喉が熱くなる
ああ

思いやり

疲れたとか言って
ばかだ
太陽は最高だ
いつ見ても

白くなってしまった
黒でも赤でも青でもなく
妄想しすぎていた
迷いこみすぎていた
全身の中の脳みそという部分は、どうしてこうも
今日も溜め息
雪が積もったらいいね
吐き気を忘れて笑う
溶けたいよ、あんなふうに
許したいぜんぶ
境界線をなくしたい
分脈ももうどうでもいい
ここにおいで
つかれたろ
ここにおいで

すべてある
すべてある
考えたこと
感じたこと
未来の記憶
時間の裏側

本当はさぁ、だめなんだよ、触れ合ったり、好きになったりしちゃ、
でもいいよ
でもいいと言ったんだ
儚いけれど
ちょうどいい日溜まりを探している
たくさんのメロディーがぼくを貫いて
戦争は終わった
でも障害者になった
なかったことにはならない
形は形だから
それをつくってくれた人がいて
やさしくしてくれた人がいた
ぼくは障害者になった
なかったことにはならない

神の匂いを感じてしまう
こんな瞬間