日報

あるいは遺書

りゅう

プラスマイナスゼロはやはり身体に悪い

あれ、そんなにも高い。マナーモードにしたかどうか気になる。虎の入った檻の中の生活。一瞬だけ幸福になる。夜を泳ぐ喜びのサイレンの悲しみの、もうごちゃごちゃうるさいし、朝に起きろ。ふざけた夢が河原を駆ける、遠くで子供がかけがえないこの時をそつなくこなしている。魅力的な眼差しが。ノートの中は真っ黒け、脳みそはいつだって真っ赤ロケット。目を開けたまま死んでいるおじいちゃん、死んだ後はどこに行くんだろう、誰か。ころころ転がる可愛い岩が命を巻き込んで災害みたいなことになる、ラジオをつけなくちゃ。携帯電話を携帯しなくちゃ。曇って冷たくなっていく、神様の居場所が、今じゃすっかり改行もしなくなって、非常に読みにくい、というか誰も知らない、形もない。だけどわかりやすいアイスクリーム溶けっぱなし。欲しいという気持ちを刺激し続ける装置を脳に装着している、半袖の子供、冬なのに、明らかに。風が過去を運んでくる、もはや生まれる前に戻った。1990年代、それ以前、昭和の遺物。だって生きた化石がその辺に転がっているから、蹴飛ばすわけにもいかないから、かと言って優しくもできないけど、とにかく言葉が変化する。七色の光を放って変幻する。この中に、誰か大事な人はいませんか。校庭で大声を出して雲の国まで届こうと思っている野球部。関係ないことを気にするのは人間の悪い癖だと宇宙人に言われたけれどうるさかった。緑が足りない、圧倒的に。街路樹のレベルじゃない、あんなのはなめている。もっと包めよ、虫を恐れるな、何故虫を恐れるんだ。斧でかち割りたくなる形をしているし苛々している人もいるし。パーティーを享受し続ける愚かな形たちが。あの道を歩いて。あの。苦しい車がぶんぶんふざけたスピードとリズム感で切り裂いて。必ず壊れるものの前で、優しさに包まれたなら、柔らかく弾力のあるものを抱きしめたい。生活は続く。いつも限界を突破している気持ちでいるから。明らかに言葉なんてものは必要ないし夜を泳いで酔ったイカみたいな生物が、友達になろうとして、見たり触ったり、する。彼方からこの足元まで何かがシュレディンガーの猫状態のまま、だけどそれはそれでいいよね、わかってほしい。案外つまらないものたちが阻害。今日ぼくはこの形で細かい空間を渡っていくのはとても難儀だ。飛ぼう。俺がミサイルだ。夢から覚めて無から迎えに来たもやもやしたもの、実体のなさそうなものというか音と話してた。窓辺で意思疎通を図れない奴と外の雨を見聞きしていた。宇宙ってどんなところなのか質問してみたけど。意味ない。シャキッとしろもやし。家がなくなっていく。幾つも、幾つも、消滅していく、小さな、小さな。ジャンプ力をください、文明を凌駕する。落っことすビー玉。乱反射するプリズミング、異例の数値に大の大人がわくわくしっ放しで、朝食も食べずに飛び出した。時間を戻せるとしたら、大多数の人間は正気を失って常軌を逸してしまうから、言わないだけだよ。骨組みだけが一番綺麗で、関係ない機能を乱用した悪魔が、このままでいいと、つまり、そそのかしているのか?鳴らす音はいつも完璧じゃない。熱狂を信じない。行間が消滅する。白い人が白いまま鬼ばかりの世間を渡るんだが、それを見ている夜の使者、お腹がすいている、かなり。栄養が足りていない、かなり。何が足りないんだろう。次は何を建設すればいいんだ。静かに発狂していく。億千万の影の揺らめきが、住まいを探している、住居から住居へ。曇り空のことを忘れずに。地球を侵略する。悪い奴だ。殺してもいい人間だ。何かの病原菌が感染して蠢く。端から端まで蠢きが感染していく。ピクピクだらしなく震えている、君までそんな風になってしまって。ぼくは風邪をひいていた。揺りかごに揺られて直感的にわかっていることを。誰かぼくに話しかけてください。餌。餌。地獄から蘇った跳ね回る魚。新鮮な。スーパーマリオブラザーズ。トーキョースカイツリー。聖なる静かな箱の中で思考停止できる時間を待ちわびて今日も元気を出している、影たちが、引きちぎる、なんとなく。何気なく流れる靄のように、不安げに。調子が良くも悪くもない、プラスマイナスゼロはやはり身体に悪い、わずかながら。それとなくバグっている。異次元の入り口が街中に溢れていて、もう何がなんだかわからないけれど、シャットダウンしたら楽しくなった。この虚無感を払拭するために、今から目の前で人が死んでくれたらいいと思っているよ。俺はそれを悲しく思うだろう、とても痛ましい気持ちになって。本当はずっと眠っていたいのかもしれない。細胞を散らす空に。ロールシャッハテストを受けている。不穏当な発言。飛び跳ねる思考が集中して渋滞している必ず止める、お外で遊ぼう、お外で殺そう。肝心な君は空を見上げて、雨が降れば溢れ出す声たくさんの地獄日和の。並べただけの記号から立体的なVR的な、見たくないものまで再現される。そう、再現。記憶を再構築すること。どっちつかずのおばさんが歩いていく、あの町は今日も止まっているようで、地球は高速で回転しているのに。関係ないよね、だってこれから壊すから、そのままにしておいた物事が路上に立ち現れて寂しそうな声で露骨に。無理矢理強い力で元に戻される感じ、つまり何らかの反する意志。微弱な灯りが眩しくてしょうがなかった、影のようになる自分自身を抱きしめるなんて気持ちが悪いことができなくて、ただゲロを吐き続けているだけなんて面倒臭い。速く歩かないと潰されてしまうから、後ろから棘のついた壁が迫ってきてHPが赤くなる。疲れたの?話しかける。何でもいいけどもういいや、その頭に突き刺して刻み込む、乱暴に乱雑に、その情報。情報化社会。グローバリズム。さぞ気持ちが良いだろう。温泉に入る。誰もいないところに行きたいなんて無理、身体がそうさせない。そしてまた不穏な空気が流れ始める。静かな爆弾の雨だ。恐ろしいのは自分自身ではないのか、でもその先は線がごちゃごちゃとしていて面倒臭いからアルバイトをし続けている。金が欲しいという嘘偽りない真実の心。心を持っています。愛は地球を救い続けている。だけど破壊し続けてプラスマイナスがゼロになってそれは身体に悪すぎる。

本当にある海と空が繋がっているところまで

転がる街の隅の星の屑を集めてサンドバッグのような籠の鳥がか細い声で。犯罪的な不安定なブラックホールがついたり消えたり、匂ったり匂わなかったり。裸になって寝る。おばあちゃんがぼくを呼ぶ声が聞こえた時、この辺り一帯が70年前にタイムスリップする。景色や雑音が限りなくリアルに近づいていく。即興の声がくるくると季節のように巡り、変わって、ずっと驚きと感謝に満たされている。海の生き物たちはこの世の果てへ行く。空に大きくこだまする、目に見えないそれ。感情を使いこなして、上昇気流のように、グッドなトリップをたくさんしていきたいと考えている。終わらない秋休み。雲の上をぴょんぴょん飛び跳ねて、渡りたい。お金や不安や寒気の渦巻く汚い洞窟の中で、ランプを灯して、その少しだけの夢のような気分を少しだけ受け取ってくれる誰かはいませんか。きっとずっと面影を探している、名前すら知らない誰か。太陽の影が蠢いて、目が大きく二つ、なにか語ってる。小さな文字がたくさん、南京錠と一緒に。よく晴れた空。涼しくて、懐かしい、空。汚したくなる空。久しぶりの友達は、ご飯を食べてうんこをして、当たり前のことのように、それは愛に関係あるみたい。ふざけていたい。おどけていたい。魂ごと透明になって、地球の周りを何周も周りたい。落ちていくその記憶や詩にだけは絶対にならない言葉なんかを垂れ流して、暗い目をした学生の横を通り越して、夏から秋へ、加速しながら、本当にある海と空が繋がっているところまで、幻島まで、びゅんって、時間をお布団みたいに圧縮して、時間をゴムボールみたいに球体にして、振りかぶって、投げました。君は笑顔を見せた、特別な笑顔を。あーひとりぼっちだ。漂流教室、窓の外のちいさなせかい。愛しい鼓動は留まらない、果てまで、若干狂ったリズム感で切り裂いていく。甘いお菓子たちが口々に君を非難する。早過ぎる時の中で、小さな傷がたくさんついていく。君はあらゆるものが何かの記号のように見えてくる。頂上から見下ろしたいよ、この街を。静かな、水の中のような、あの頂上から。気流がリズミカルに破壊していく。生活を受け入れることは、死を受け入れることに似ている。コーヒーを飲もう、そしてケーキを食べよう。脱力している。誰かの葬式の参列。黒い服たち。音楽は何のために。言葉の粒子が細かくなる。曇りがちな空の朧げな太陽が幻の国みたいに見えた。ニコチンに依存しているから、煙草はいつ吸ってもおいしい。路上の片隅で才能の頭角を現す。遠ざかっていく自分の心、儚くゆらゆら立っている待ち合わせのひと。チャイムが鳴って、何かを知らせている。ぼくがいない場所で様々なことが進んでいって、突然ぼくを驚かせるんだ。あまりにも淡いからそよ風に全部かき消された。目に見えない不審な力が働いている気がする、左右されている、きょろきょろしている。いい加減この辺でゴールを決めたい。森の裂け目に増殖したグロテスクな街が、幾億の新しい言葉をラップして、今いる。青い空の下で、うららかな白い光の中で、お気に入りの曲を何度も再生している幽霊。ぼくは眠気と戦っている。最初から対話する存在でなければよかったのにと思っている。自分の外郭をつくったその誰かを、いつも恋しいと感じている。白と黒は混ざり合う、混ざり合ってない時ない。輪郭なんてどうでもよく。吹けば飛ぶ命。愛してはいけない。のに。大丈夫な命。愛さなきゃいけないものなんてないのに。形を壊す、ゆるやかに。暴力はだるい。泉に飛び込む、映り込んだ様々な細胞の中で、それはファンタの泡、わくわくするならなんだっていいじゃん。っていう時。泳ぎながら自転車に乗りながら落ち続けている気がする。気がしているだけなのさ。発癌性の高い生活をしている。

必要なのは愛っぽいものを愛だと言い切ってしまう勇気ではないのかい

どう考えても空が眩しすぎて、もうそれしか考えられない。巨大なものと巨大なものをぶつけ合って、その衝撃波で遊んでいる。金色の柔らかい粉が体内に侵入して、男の子と女の子は溶けている。透明感がある。本当に全ての記憶を失ってもいいような気がしてきて、もはや目を閉じていても見える。この始まりの中でメロディーがメロディーをしていて、ぼくは靴紐をむすんで、ガラス玉の中で閉鎖した生き物の命を助けてあげる。夜と仲良くなれないけどどうしたらいいかなって相談してみた。朝は夜のこと知らないんだ。まあいいけど。悲しくなってくるよ、完璧に角の取れた痛くない悲しみ。細い道を通って、どんな道も知っているから、近道をして、駆けていく。学校に行く子供がいる。良いことを絶賛しなくていいし、悪いことを悪いと言わなくてもいい、ただそこにいるだけでいい、マジでそれだけでいい完璧に。顔がたくさんあるけどそのひとつひとつを認識しなくてもいい。触られると魔法が溶ける。明日は風を吹かせて闇の中に閉鎖した粒粒をきちんと食べて何がどうなってるのか把握できないままアルバイトをしたりバンドをしたりしていて、力強い声が突き動かすように。彼方まで飛んで行きたい、喜んでいる目に見えない妖精が、ぼくと話をしてくれる。言語を介していないけどわかる時はわかるし、ギターの声が聴こえる人もいる。眠ってしまいそうだけど眠っている時も活動しているから、映画のようにカラカラと機械的に回して、その中で一番邪悪なものを救ってくれ。俺はキリスト教徒ではないけれど、俺は仏教徒でもないけれど、切り離されているような気がするけれど、精神的な面で神々しいし、奇跡を信じているから俺はドリームポップだと思う。だから繋いだものは、細く淡い線の上で、なんだかごちゃごちゃしながら、結局は繋いだまま、見えなくなるけど。病室の人が窓の外を見るその瞳の世界。呼んで、読んで、呼んで、悲しい球体が軽くなって、地球の上を飛び跳ねる。自分自身の重力で潰れてしまったその悲しい黒い球体が。救われたい虫がいる。故郷はゴミの中で宇宙について興味がなくて、好きな食べ物はカレーライス。ランドセルが肩に食い込んで仕方がなかった。意味もなく道を走って、学校に早く着きすぎたりしていた。学校のことはそんなに好きじゃなかったけれど、家に一人でいるよりは遥かに良かった。もうすぐ息も白くなってくるだろう、俺は風を読んでいる。そのままで、変化して、表層に踊らされてピエロのように、笑ったりしなければならない。この日差しの中だったら、どんな音楽も良い曲に聴こえるよ。苦手な時にどんな風に過ごせばいいのかずっとわからない。盛り上がりたい。日々の夢の口に飲み込まれても何も感じないから何も気付かない。景色だけがめくるめく変わって風の色が、ほら、こんなにも。専用のジェットコースターをつくってくれ。誰もいないテーマパークで一人ではしゃいでいたい。朽ち果てるワンダーランドで、一人で壊れていたい。朝から夜まで楽しい。変わる変わる壊れるあなたの欠片を壁に突き刺して、日差しの角度で反射させて、その不思議な模様をずっと眺めているんだ。愉快な朝。自分が喋っているような感じがしない。友達はいます。船の上に乗ってどこまでも不気味な水の上を、ぷかぷか光くるくる光、わかっているかい、見てるものや聞こえるもの、その間というか、狭間の隙間に上手い具合にはまり込んだ、影の人、の、臓物の活発な活動。モチベーションを上げて気張ってこう。ひたむきな汗が誰かに勇気を与えている。与えられた勇気を有効活用しなければならない。周囲の人々を不幸にしてしまって本当に申し訳ないと思っている。太宰治が自分の小説に死ねと書いている。とにかく流れていくからどうしようもないその混ざった線に、酔わないで、もう何も見つけないで。予感がしているよ。6つ目の感覚で、目の前の空を。きっとここにいる人間たちの全ては美しい歴史を背負っている、なあ、それを信じるのか、そのかなりパンチのある真実を、受け入れるのか、食べられるのか。生まれてくるベイビーにようこそと言いたい、あくまでもそういったちゃんとした大人でありたい、そういった面では。生活がちゃんとできる予感がしている。というかむしろ溢れている。太陽と婚約して、汚い液体を全てぶちまけた。人を何人も殺したテロリストが恋をしたとして、お前はそれを止められるのか。よく見ると雲は流れている。ぼくは覚醒していたい、覚醒剤を使わずに、ぼくはリラックスしていたい、ヘロインを使わずに。国と国がはしゃぎ回り狂っている。ひまわり畑から生まれた虫になりたい、そして大人になって、故郷のひまわり畑の素晴らしさを、居酒屋で、人に語りたい。大人になれるかな。30代になれるかな。今から不安だし、今でも不思議なんだ。全部夢なんじゃないかって毎日思っているよ。必要なのは愛っぽいものを愛だと言い切ってしまう勇気ではないのかい。あとアハ体験。全ての性交渉から季節感が失われようとしている。だから今行き先のない電車に飛び乗って、心の海を見に行こう。化け物のような波が優しかった。押し寄せる記憶の群れは秩序を欠いて、そんなものでもぼくは大切だった。人間と人間が手を繋ぐ時、雨降りの教室の窓からぬかるんだグラウンドを眺めて、冷たさの中のささやかな温かさを探した。今日も誰かが何かを感じている。透明な神経が空に広く張り巡らされて、薄く反射した太陽光がどこかで見たことのある模様だった。君の気持ちは全くわからないけど、共通点を直感的に察知して、黙り込んだ。愛してるとか言わなくてもいいから、もうずっと好きなことをしていてほしい。笑ってしまう。夜が音を立てて崩れ去って、帰り際に終わりですというか細い声が聞こえた。しとしとは続く。欠伸の間から声が漏れ聞こえて、だらしない時間が映画のワンシーンになって、子供達は今を楽しんでいる、それを窓からずっと見てる。眠くなってそのまま寝ちゃってもいい、っていうのは、本当に、良いなぁ。まぶたの裏で思い出すのは、あの汗の綺麗な飛沫。どうでもいいものとどうでもいいものが繋がって、どうにもならないことを、根底から揺さぶっていく。太陽の優しさには容赦がない。太陽は今日も蠢いている。