日報

あるいは遺書

りゅう

リアリティーのダイアモンド

まるで臆病な犯罪者。狭い隙間から這い出て逃げ出した鼠のように、僕ももう少し身体が小さければこの黒の中に入り込めたかもしれないけれど。雲が流れてしまってどうしようもないほど遠く、遠く、チャイムは鳴り止むことを知らない。汚れた壁を洗う。子供の帽子の中には夢のような映像が映り込んでいる。鬱になってしまう。それは雨が降っているから、火曜日にはもう、不安が増幅して、手遅れになってしまう。街でうずくまれ。ビルとビルの間の思い出がメロウで、その角度にはまって、抜け出せないんだ。よろしくお願いしたいよ。俺はゴミだから。ゴミ箱の中に深く深く潜っているから、探しているから。捨ててないかもしれない捨てたものをもう一度、もう一度、と依存して。よし、水を飲め。俺には志があるぞ。太陽は完全な状態であらゆるものを殺しにかかっている、もう誰も止められない、自動的だから。歩くスピードで交差する大切なもの、大切かもしれないもの。その価値を決めるのは誰だ?ぺらぺらの紙みたいに風に飛ばされて吹き飛んで、でも巨大だから、みんな息ができなくなってしまって、その苦しみは決して言葉になることはありません。夜鷹は星になった。痛みをできるだけ抱えて飛んだ。夜が怖い。見たくないものを丸ごと穴の中に放り込むけど、でも、だんだんその底を見たくなってくるでしょう?愚かだから、可愛いから、愛することができるかもしれないから。だけど今日はだめだった。入力がないから出力もない。機能だけが機能しないままどこかへ向かおうと頑張っている。集中しよう。暴力と日々のすれすれの地平に、懐かしい光が満ちるのを見た。辿り着きたいよ。何もかもを犠牲にしても構わない。僕を信じない人は死ねよ。撃ち殺してやる、リアリティーのダイアモンド。ギャグと感動の狭間で。全く意味のないマシンガンで。面白いと思う。顔がどこまでも見ながらきょろきょろとよそ見をして、音波が満ちてく。次、次の次、次の次の次。運動。容量が足りなくて片っ端から消す。僕は切り裂いていきたいのだ。僕は15歳なのだ。だけど、不思議なのだ。聞いたことあるような言葉しかない、多分どんなにぐちゃぐちゃに潰しても、いつまでもそうなんだろう。みんな眠ってる。目を覚まさなくてもいいよ。仕事に行かなくてもいいよ。虫が叫ぶ。アリエッティーは歌う。傷ついてしまうのはどうして。素粒子が全て鋭く尖っていく。内側と外側の悲しみが幽霊になって、僕は痛くて苦しくてあったか〜いんです。喜びのダンスを踊ろう。