日報

あるいは遺書

りゅう

いきものがかり

攻撃しないで、愛や平和が近付いてきたような予感がしていた時に、身体中の微細な穴から、当たり前にあったもの、あったかもしれないものたちの残骸が、無惨な、他のものはいらないという態度で、依存する気で、寄せ集めていく、中央に寄っていく。光の度合いで心の様子が、変わり、変化を分析している、誰かが、自分のようで身近で空気のように他人行儀な、何も考えていないのに、時間、進んでいく段階的に、一人と他の人、不快な攻撃が止まない、その膜の下に愛しさの気配を感じている、鳥は大気によって遠くへ、スプーンで、無闇に、抉りとりながら、日常生活、金銭感覚、祠に参る、俺は大丈夫だろうか、確認している触れながら聴きながら、臆病だから、確認が必要なのだろうか、本当に必要なものなのだろうか、本当に必要なものだけがこの部屋にあればいいのにな、熱に浮かされながら、精神の中に液体を満たす、可能な限り、ふざけていない、色を塗る、腹が減る、空に疲労を解き放つ、間違いも全部、駆け抜けて、綺麗な女の人、不快だ、綺麗な女の人に対面して、何かを掴めそうな、でも何をだ?綺麗な女の人は綺麗だ。花に対面して。綺麗な女の人は合法なんだろうか。細胞が沸き立つならその核にある、忘れるべきではなかった物事の螺旋の渦の中心、いや中心は無くて、ただ一瞬だけエネルギーが突き抜ける一直線に残像を描いてそれは光そのものだから、発光して終わる、俺はクラゲが好きだ、重い海の中で、黒い海の中で。服を着ている、何らかの不適応をセーブしている、俺の性器は社会に適応していない、適合できない、最適ではない、社会的じゃないから、ありふれたコミュニケーションを必要としないから、世間話が嫌いだから、心の底に憎しみがあるから、疲れと快楽、子供だから、朝がきて窓枠に光が溢れる、植物が目に見えない速度で成長していく、上へ、それは時間感覚を喪失する、トリップ、俺が知っている現実と違う層はグラデーションで今、ここ、に重なっていて、目に見えない速度で成長していく、触れることができる、扉をあければ、その外の空気に包まれる。驚き。不安。わくわく。手を繋ぐ。笑顔になれたらいいね。窓をあけたとき、風が吹いたら、風を集めて、もっと空間のメモリーを使いたい、時間も消費し続けたい、ちゃんとここにいたいよ、神様の気配を感じる、ただ自分という存在が豊かでいたいだけ、目を覚ましていたいから、遊びに行こう。じゃあ、もうちょっとスピードを上げてみよう、残像に追い付けたら楽しい、虹の始まりを見たいし、でも飢餓や、悲しいこと、学校嫌いだった、あまりにもその底に沈んでいるものが、細かいことが、装飾のようになっている、誰かが邪魔する時が本当にどうしようもなく不快になって、君に心がありますか、身体が軽くなる、ストレスに潰れる、記録されている、だけど誰も捉えられないだろう、記録されているけど、記録されていない。俺はここにいるけど、ここにいない、誰にとっても、俺の存在は、あってないようなもの、幽霊のようなもの、関係ないから、善も悪も生まれない、そんな感じ、話しかけないと何も変わらない、勇気を出して踏み込まないと世界は無限に闇の中で、離れていく、瞼の裏で、光る世界は、無限に闇の中で離れていく、スリルがあるな、失敗と痛み、教訓と痛み、大人と子供がいたちごっこ、入れ替り立ち替り、追いかけっこかくれんぼ、変なメロディー、変なコード進行、時には真っ白になって、震えているだけ。ちゃんとしていたいのに。言葉で説明できないものを言葉で説明しようとしたからそこに歪みが生じて、だって伝わるとは限らないのに、あたかも当然のように、普通みたいに言葉を使う、この感情は誰にも理解はできないのに、その溝を忘れようとして、その距離をないものとして、傲慢に振る舞う、どうでもよくないのにどうでもいいとか言うな、とか、過去の自分に対して言いたいことはたくさんあるけど、言えない、多分伝わらない、だからこうやって身体で獲得していくしかないんだな。俺は謎のエネルギー体になる、海外旅行にもいける、味わう、地球全体を覆う大気の流れに触れた気がして、宇宙全体を巡る時空の流れに触れた気がした、それは風のように一つの場所に留まっていることはない、それだけ、脳は情報を処理し続ける、時には速く、時には遅く、時には真っ白や真っ黒になって、人間であることを思い出す、人間は人間にとって特別だ、だけどそれも忘れている、悲しみや喜びに翻弄されて、それを感じる感覚器について、忘れているから、定期的に祈りを捧げていかないと、俺はここにいるぞ、それは間違っていない、そして君もそこにいるだろうな、これは希望的観測でしかないけど。