日報

もしくは遺書

そんな時こそ妊娠すればいいんじゃね

ミニマルミュージックのような生き方。布団をたたんで歯を磨く。彼は窓の外を見て不明瞭な言葉を呟いたけれど。一瞬の沈黙その隙間の。温かな日差しその隙間の。机の引き出しの中に入ってタイムスリップ、夢のような話を本気で言う。本気ならいいさ、本気なら。明日はもうどうなってしまうかわからないし。酒でも飲みながら。バカがバカをバカにしている。何百年も樹が成長しているのを見て憧れる。一体何を目指しているのかわからないけれど、その図形を見ながら、なんとなく嬉しいと感じて、そんな日々をとりあえず生きられたら、変な姿勢になることもないし、変に力を入れすぎることもないし。何を考えているのかわからない人が多すぎるけど多分わからない方が楽しい。憂鬱で焚き火をして、そのそばで黙っている。おじいちゃんとおばあちゃんのことを考えている。窓辺から波の音が聴こえる。色々と遠すぎる。だけど旅をするのは好きだから。曇り空。寒くても咲く花。気が狂いそうになったりする。なんでもかんでもくっつけてごちゃごちゃした複雑なゴミの怪人。面白い話を聞かせてほしい。車窓から見るリアルな風景。テレビに出たい。ちゃんとしたい。ありえないことが多い。それもまたいいと思える時と断固拒否している時。複雑だ。どうしても一貫しない。身体が宙に浮いてしまうことを打ち明けても、誰も何もしてくれない。だから、身体が宙に浮いてしまうことを楽しむしかないよ。新しい言語を習得したい。必ず伝わる強力な接着剤のような言語が。宇宙で迷子。宇宙服が嫌い。宇宙で自問自答。都会に降り立った天使が路地裏でゲロを吐いていた、その横を通り過ぎた。何を思えばいいのかわからないから、明日の予定を考える。地味な作業を進めていく。希望と絶望がマーブル模様の、化学的な虹が、太陽光に反射して、見惚れる。押し入れの中に子供の頃に描いた絵を見つける。集中しながらぼんやりしたい。武術の達人みたいな日々を過ごしたい。命がパッと散って。素敵な温度。武器を開発した人。社会はシステムの枠を越えて、体温を持ち、生き物を食べて生きながらえる。音がした、君の固有の音が。いつもわかっていたい、目を覚ましていたい。寝たり起きたりするのが苦手だ。感動したい。淵に立って見下ろして、暗いその幽霊の体内へ、戻るような、気がして、なんとなくぼくは、過去と未来を一体として感じる。めんどくさいからぶち破ることにするよ。人生でたった一回でも自分が自分としてきちんと機能するならば、それでいいじゃないか。都会の中へ落ちていく。もう一回チャンスがほしいと思っている。もやもやとしている。その眼差し。あと何回。間違える。欠ける。ぜひよろしくしてください。フリーレイプ。魚になりたい。水の中で息をしてみたい。悲しみが訪れる、夕暮れが近づくと。懐かしくもなんともない記憶がぎりぎりと。殺しておくよ。まだ走れる、そう思う。飛行機に乗れば海の向こうまでいける。できるけど試していないことが無数にある。そのすべてに裏切られたとしても、ぼくが生まれてきたことに責任はないからね。風のように渦を巻いて、こんなに寒い日は。目に見えないものが見えるようになりたい。できる限り頑張りたい。自分と向き合うのは大変だ。自分Aと自分Bの乖離がますます酷いことになってきて途方に暮れていると、その隙間から、自分Cが芽を出して、もう収拾がつかない。俺は自分Cを支持する。だから遠くへいこう、なりふり構わず。暗闇を光で焼き尽くして、隠れている幽霊を虐殺する。荷物を海に投げ捨てる。どうしようもないところまで自分を追い込む。だけどそんなことをしても、また何かに依存し始めるだろう。脳みそのバグが偏在している。八百万人神様がいる。自分が自分の枠を超えて、思考の外へ飛び出す。形が定まらなくなって、木漏れ日が眩しい。山に登る。どんな小さな旋律も聴き逃さない、全てが音楽に変わるような時が確かにあって、ぼくは虫だから、虫のようにしている、悲しみも、喜びも、虫のように消費して、それからまた飛ぶ。それからまた雨が降る。養分、養分のことしか考えてない。何にも美しくなくても気持ち良くなれる。不純なサイクルが、不器用に乱れて、動悸がしてくる、身体に負担がかかっている。自律神経を大切にしなければならない。殴ったりしたら傷害で捕まる。言い訳ばっかりの口だけ男が街の片隅で震えている。一音ごとに想念を込めている。丹精を込めている。下手だ。悪いことや良い人、良い人の悪いこと、日本語であそぼ。日本語でローラースケート。日本語でTOZAN。分解していく。からからから回っている。つまらない海で心中した家族、全てのことがメッセージだと言うならば。文化の違い、肌の色、を感じるけれど、どうしよう。ラブホテルに行こうか。それとも旅に出ようか。吹き荒れる嵐、ひとたまりもなさすぎる、船の上では。そんな時こそ妊娠すればいいんじゃね。風が意志を持って吹いてくる、だんだん強い意志を持って、揺るぎなく吹いてくる。皮膚が損傷する。限りない。吸い込まれたら終わる。大きな口が空いている。グロテスクな虹を愛しているよ。ぼくはもう目を背けない。そして芽を出す。過去現在未来階段ぐるぐる。明日は明日の怪物が唸っていて、どう考えても確実に、怖い、けれども、怪物と友達になれる日を夢見ている。演奏。欠片を拾い集めながら転がり落ちて目が回って池に落ちて冷たかった。弾丸。別れを惜しむ時間がほしい。その夜は、晴れていてほしい。草木がまた生えて。地雷が埋まっている。