日報

あるいは遺書

りゅう

役目がほしい

 

白い影

 

肉体は裏切る

 

時間を持て余してる

 

それを願った

 

鳥が羽ばたく

 

意味がわからない

 

瞼がピクピクと動く

 

好きな漫画を読んで

 

さなぎになって

 

窓の外では季節がうつろうらしい

君は充分に戦ったと

 

そう言ってもらいたかった

 

電子機器に囲まれて生きている

 

見たくない夢を見ている

 

得体の知れない粘液がまとわりついて

 

あの日の決断を後悔する時が来る

 

あなたが正しければ私は生まれてくるべきじゃなかった

 

あなたが正しいということを願っているよ

 

落ち葉は掃いて捨てられる

 

それは清めるということだ

 

空気はしんと冷たい

 

朝と夜が繰り返し訪れる

 

コンビニは明るい

 

帰る家がない

 

君は充分に戦ったと

 

そう言ってあげたかった