日報

あるいは遺書

りゅう

イーハトーブへ

望みを叶える


星を散りばめる


準備をしなくちゃ


数を数えながら


時間に遊ばれている


呼吸の感覚を忘れる


1、2、3、でそのまま


剥がれ落ちてしまえば


黙祷


もっとゆるやかに


もっとなだらかに


あなたの心に触れることも


それを許されることも


太陽の日差しも


楽になりたい


大切なものは何?


皮膚の内側に棲みつく悪魔


空の底を覗き込む


上昇する夏のイマージュ


横たえる


白い夕日


奥歯を噛みしめる


ありがとうって


どんな風に?


立ち止まっても歩いても


猛スピードで運ばれていく


イーハトーブ


悲しみを手渡して


恐竜の卵を温める


苦しいね


言葉を組み立てる、建築物のように


誰が誰に何を言う?


夢中になって


宇宙になって